靴のお手入れ方法 ~HOW TO 靴のお手入れ~
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普段履いた後のケアって何をすればいいのかわからない。
雨に濡れた後のケアはどうしたらいいの?
そんな方にぜひ知ってほしい靴のお手入れ方法をご紹介します。
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靴のお手入れ方法「汚れ」
布靴の場合
◆用意するモノ
靴ブラシまたは歯ブラシ、中性洗剤(台所用など)または石けん
◆お手入れ手順
1.靴ひも・中敷きを外し、(取り外し可能であれば)靴と一緒に洗剤とブラシで洗い、よく洗い流す。
(洗剤残りは黄ばみの原因にも)
2.タオルなどで水気をとり、風通しの良い日陰で干す。
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革靴の場合
◆用意するモノ
汚れ落としクリーム、革用クリーム、布
◆お手入れ手順
1.汚れ落としクリームで全体を拭く(月に1回がオススメ)
2.革用クリームで革靴を保湿する
※スエードの場合は?
起毛革は、毛羽だった繊維の間に汚れがたまりやすいので、ブラッシングで綺麗にする。
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靴のお手入れ方法「ニオイ」
靴下や靴に付着した雑菌がニオイになります。
人間の汗や皮脂の汚れが高温多湿な環境にあると、雑菌が繁殖して、それがニオイの原因となります。
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臭い靴のニオイを身近なもので取る方法
◆消臭スプレー
即効性があるので応急処置としては手軽で続けやすく、短時間の消臭効果が期待できます。
◆10円玉
靴を脱いだときに、10円玉を入れるだけ。目安は片方に2枚です。
目安は片方に2枚ずつ、一晩入れておきましょう。
銅イオンは殺菌効果があり、雑菌の繁殖を抑えてくれるためニオイ対策になります。
◆乾燥剤
乾燥剤が靴のなかの湿気をとってくれるため、イヤなニオイのもとである菌の繁殖を防ぎます。
靴専用の乾燥剤があるので、靴のなかに入れておくだけ。
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靴のお手入れ方法「保管」
◆雨に濡れた後のお手入れ方法
雨に濡れると革製のパンプスは非常にダメージを受けます。
そのまま放っておくと、型崩れやシミ、色落ちにもつながりかねません。
もし濡れてしまったら、帰宅後すぐに以下のようにお手入れしましょう。
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雨や汚れを布でふき取る。
※この時、靴クリームは使わない。
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型崩れを防ぎ、靴の内部の湿気をとるため、靴の中に白い布か紙をつめる。
※新聞紙などの印刷物を入れる場合は、インクが落ちる事があるので、古くなった靴下やティッシュペーパーで包みこむよう工夫しましょう。
03
風通しのいい日陰で乾かす。
※ひどく濡れてしまった場合は、何度か詰め物を取り替えましょう。
04
乾いた後は、クリームを塗って、はっ水スプレーをふきかける。
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「入浴後や洗顔後、そのまま何もしないとお肌がつっぱりますよね。濡れた靴は、お風呂上がりの顔やからだのようなもの。
乾いてくると少し革が硬くなってしまうので、たっぷりとクリームを塗ることをおすすめします。」
ダメージを受けたらすぐに対処、乾燥してきたらしっかり保湿。
革のお手入れ方法は、お肌のお手入れ方法とそっくり。
ぜひ参考にしてくださいね。
監修:FHA(足と靴と健康協議会)認定ワコール専属上級シューフィッター
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◆長持ちするための一般的なお手入れ方法
百貨店などのシューズケアコーナーにはたくさんのグッズがズラリ。
「どれを使っていいか分からない」、「靴のお手入れって面倒そう」と思っている人も多いのではないでしょうか?
ワコール専属上級シューフィッターが正しい革靴の手入れ方法をお知らせします。
ちょっとした心がけでお気に入りのパンプスを長持ちさせましょう。
01
優しくブラッシングし、泥やほこりをふき取る。
※この時、靴クリームは使わない。
02
クリームを布にとり、靴全体にまんべんなく塗る。
※「ソフト革用」「デリケートクリーム」等は、革に潤いを与えてくれる。
03
はっ水スプレーをまんべんなくかける。
※雨や汚れから守るため、靴から30㎝程度離れた位置からスプレーではなく靴の方を動かしながらかける。
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「『毎日同じ靴を履き続けてもいいの?』という疑問をお持ちの方も、いらっしゃると思います。
天然皮革は、水分を含むと膨張して型崩れしやすくなるので、汗や雨の影響を考えると毎日履き続ける事はおすすめできません。
1日履いた後は、陰干しで1~2日乾燥させるのがベスト。
お気に入りの靴をいくつか用意して、ローテーションするといいですよ。」
監修:FHA(足と靴と健康協議会)認定ワコール専属上級シューフィッター