食欲が落ちたり体調が悪くなったり......暑い時期のからだのトラブルに対応するべく、管理栄養士さんがメニューを考案!簡単レシピを参考に、真夏を美しく健やかに過ごして♪
毎日暑い日が続くと、食欲がなくなったり、からだがだるくなったりしちゃうわよね。そこで今回は、ワコール女子陸上部スタッフの管理栄養士・澤野千春さんに、真夏のオススメレシピを教えてもらったわよ! 早速取り入れて、夏バテやむくみを予防しましょ♪
まずは、今回のメニューのテーマについて聞いてみました。
「真夏は、キッチンで長時間調理をするのも大変だし、濃厚でボリュームのある料理を食べるのも敬遠しがちですよね。そこで考えたのが、簡単にできてサラッと食べられるメニュー。それでいて、栄養価が高いのもポイントです。食欲がないからといって摂取カロリーが低くなりすぎると、夏バテや夏ヤセにつながってしまうので、そうめん、豚肉、アボカド、クリームチーズなど、エネルギーを補給できる食材をバランスよく取り入れました」
1品目は、「豚肉と野菜の豆乳そうめん」。夏の定番・そうめんが、たれの工夫で特別な味わいに!
「夏に便利なそうめんですが、普通のつゆで食べ続けていると飽きてしまうことも。今回は、めんつゆと豆乳を使って、たれを作ってみました。お好みでラー油やごま油を入れると豚骨ラーメンのような風味になるので、ちょっとコクのあるものが食べたい時にもぴったり。その場合は、具材をチャーシュー、モヤシ、メンマなど中華風にアレンジしてもおいしいですよ。豚肉や野菜は、すべてレンジでチンするだけなので、とても簡単に作れます」
栄養面でも、さまざまな効果が期待できるそう。
「そうめんに含まれる炭水化物はエネルギー補給に、豚肉に含まれるビタミンBやたんぱく質はむくみ解消や疲労回復に効果的。パプリカ、アスパラ、ブロッコリースプラウトに豊富なビタミンA、C、Eは、抗酸化作用が高く、からだの老化を防いでくれます。豆乳からは、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂ることができるため、美肌効果も見込めるでしょう」
2品目は、「アボカドチーズの和風ジュレかけ」。見た目も涼しげで、食欲がわいてくること間違いなし!
「アボカドやサーモンには、マヨネーズやごまドレッシングなど、こってりしたものを合わせることが多いと思うのですが、今回は和風のさっぱりした味付けに。めんつゆをジュレにしてかけることで、おしゃれに仕上げてみました。ジュレは、固まるまでに時間がかかるので、前日の夜などに作っておくとベター。キレイな容器に入れれば冷蔵庫で5日くらい保存できるので、ぜひ他の料理にもかけてアレンジを楽しんでみてください」
このメニューの栄養面のポイントは?
「アボカドやクリームチーズを食べると、ほどよく脂質が摂れるので、夏のエネルギー不足を解消できるはず。肌や髪の乾燥対策にもいいでしょう。また、アボカドに含まれるビタミンE、サーモンに含まれるアスタキサンチンは、抗酸化作用大。老化防止のほか、夏の日焼けした肌を守ってくれる効果も期待できます」
「暑い時期でも、これらのメニューならパッと作れておいしく食べられるのではないでしょうか。バランスよく栄養を摂取して、真夏を乗り切ってくださいね」
簡単なメニューなのに、からだの内側からキレイになれるのがうれしいわよね! むくみ予防や美肌&美白効果も高そうだから、これなら真夏も乗り越えられそう♡ 私も作ってみなくっちゃ♪
レシピ制作:管理栄養士 澤野千春
ワコール女子陸上部 WACOAL SPARK ANGELS スタッフとして選手の栄養指導・体調管理を担当。食事のサポートだけではなく、選手がリラックスして笑顔でいられるような空間作りも心がけている、チームの母親的存在。
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