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2013.10.08ファッション

自分の足を知るためにも、一度サイズの計測を。
それを目安にするのが“ピッタリ靴”発見への近道!

前回、足のサイズへの意識アンケート(リンク)を実施したところ、目立ったのが「お店でサイズを測ってもらったことがない」「なかなか自分の足に合う靴が見つからない」という声。そこで今回は、シューフィッターさんに足のサイズの測り方や靴の選び方を聞いてきたわよ!





「足のサイズは、百貨店の靴売り場などで計測することができます。

方法は店舗によって異なりますが、



① まず、かかとの後端から最も長い趾(あしゆび)の先端までの"足長"(長さ)を測る。





② 次に、親ゆびと小ゆびの付け根を取り巻く"足囲"(幅を含む厚み)を測る。





③ 最後に、サイズ判定表で"足長"と"足囲"の数値を照らし合わせる。

(「23.5cm・E」など)ーーというステップで行います。




【測定器を使用した場合の計測風景】






この計測で出た数値は、あくまでも自分の足を知るための目安。実際に靴を選ぶ時は、前後のサイズのものも併せて試着してみてください。その際にオススメしたいのが、つま先立ちをすること。つま先立ちをしてみて、かかとが外れず、かつ足囲の部分が圧迫されないものが、自分の足に合った靴だと言えるでしょう。

 よくある間違いは、「パーツが当たって痛くならないように」「ゆったりしているほうがラクだから」と、大きめのサイズを選んでしまうこと。確かに小さいサイズを履いていると趾(あしゆび)やかかとをぶつけて痛めてしまいますが、逆に大きいサイズを履いていても足が前方に滑ることで痛みの原因に。また、ブカブカの手袋をつけていると思うように手を動かせないのと同様、大きめの靴を履いていると足の関節や筋肉の動きが靴にしっかり伝わらなくなってしまうのです。

 足は、からだ全体を支える土台。サイズの合わない靴を履いて足に負担をかけてしまうと、全身にも悪影響が及びかねません。足にとって最も快適な "ピッタリ靴"を、この機会にぜひ探してみてください」




 自分の足に合った靴を履くのって、こんなに大事なことだったのね。早速、シューフィッターさんにサイズを測ってもらうことから始めてみましょ!




取材協力:FHA(足と靴と健康協議会)認定上級シューフィッター 松浦好美

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