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2013.06.24ケア

靴の素材も、もともとは動物の皮膚。
私たちの顔やからだと同じようにケアしてあげて!

百貨店などのシューズケアコーナーには、たくさんのグッズがズラリ。「どれを使えばいいのか分からない」「やっぱり靴のお手入れってメンドくさそう」......なんて思ってしまいがちよね。そこで今回は、シューフィッターさんに正しい革靴のお手入れ方法を教わってきたわよ。
「革靴の革も、もともとは動物の皮膚。基本的には、人間の顔やからだと同じようにお手入れするものと考えればOKです。私たちは、毎日顔を洗った後、化粧水や乳液をつけ、時にはパックもしたりして、保湿しますよね。革も潤いがなくなるとヒビ割れなどのトラブルを引き起こしてしまうので、乾燥を防ぐことが大切。特に、女性のパンプスに使われている革はカーフやキップ、キッドと呼ばれる子牛、子山羊のもの。とてもデリケートなので、次のように丁寧にお手入れしてください」


1:優しくブラッシングし、泥やほこりをふき取る。この時、靴クリームは使わない。



2:「ソフト革用」「デリケートクリーム」等のクリームを布にとり、靴全体にまんべんなく塗る。これらのクリーム は、革に潤いを与えるベビーローションのようなもの。



3:最後に、雨や汚れから守るため、靴から30cm程度離れた位置から、はっ水スプレーをまんべんなくかける。この時、スプレーではなく靴の方を動かしながらかけるのがポイント。



「『毎日同じ靴を履き続けてもいいの?』という疑問をお持ちの方も、いらっしゃると思います。天然皮革は、水分を含むと膨張して型崩れしやすくなるので、汗や雨の影響を考えると毎日履き続ける事はおすすめできません。1日履いた後は、陰干しで1〜2日乾燥させるのがベスト。お気に入りの靴をいくつか用意して、ローテーションするといいですよ」
どんなにキレイに着飾っても、靴が汚れていると台無しよね。靴は地面と接するだけに、汚れやすいファッションアイテム。そんなところを常にキレイにしておけたら、"キチンとした女性"というイメージにつながるんじゃないかしら。お肌のお手入れと同じくらい、靴のお手入れも頑張っちゃいましょ!
次回は、革靴が雨に濡れてしまった場合の対処法を伝授するわよ。どうぞお楽しみに♪

監修:FHA(足と靴と健康協議会)認定上級シューフィッター 松浦好美

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