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2014.05.07学ぶ

足もとは、人の印象を左右しやすい部分。
TPOに合わせてきちんと演出するのがマナー

新年度が始まって、新しい環境に身を置いたり新しい出会いを経験したりすることの多い季節。そんな時期に気になるのは、第一印象を決定づけるマナーよね! 今回は、3人のフレッシャーズと一緒に、足もとのマナーについて学んできたわよ。早速、働く女性に役立つ情報をお伝えするわね♪




写真左から、相談者・A子さん(広告業界)、相談者・B子さん(金融業界)、講師・笹川祐子さん、相談者・C子さん(人材業界)、講師・横田ますみさん(本文中敬称略)


●仕事用の靴はどう選ぶ?


事前に社会人の方を対象にアンケートをとったところ、足もとに関して様々な点が気になっていたことが明らかに。




2014年3月ワコール調べn=240名

新社会人の3人が不安に思っていることは?


A子「足もとのマナーといえば、まず気になるのは靴の選び方ですね」
B子「入社前に友達と靴を買いに行ったんですが、ヒールの高さや太さはどれくらいがいいのか、先がとがっていていいのか、ストラップがついていていいのか......すごく悩んでしまいました」
C子「私の場合、営業職になって外を歩き回ることになる可能性が高いので、足が痛くならないのかということも心配です」


笹川「靴を選ぶ上では、"自分の足に合っていること"が一番。一日履いて仕事をするわけですから、疲れないことが肝心です。そういう意味で、ヒールの高さは5cm程度、太さはしっかりしたものがオススメ。デザインについては、TPOに合わせることも大切ですね。例えば、ラフな服装の方ばかりの得意先に行く場合は、カッチリしすぎた格好だと違和感が生じてしまいますから、少し遊び心のあるものを選んでもいいかもしれません。ただし、どんな場所でも初めて行く時は、シンプルできちんとした靴を履いていったほうが無難。足もとは、実は人によく見られている部分なので、充分配慮したほうがいいでしょう」


横田「しっかりお手入れをしているかどうかも大事なポイント。靴が汚れていたりヒールがすり減っていたりすると印象が悪くなってしまうので、こまめに磨く、修理に出す、などのケアが必要です。私は、常に一足、きれいな状態の靴を会社に置いていました。そうすると、通勤中に雨で濡れてしまった時やローヒールを履いてきたのに急な来客があった時にも、あわてず対応できますよ」


B子「なるほど。今までは靴を磨くという習慣がなかったんですが、大人の女性として改めなくてはいけませんね」
A子「私も、ヒールの修理をしないと。会社に置いておく靴も準備します!」
C子「就職活動中は、重要な面接の前にだけ手入れをしていたけれど、これからは毎日が勝負。いつも靴を美しくキープするように心がけたいと思います」



●レッグウェアに関する注意点は?


レッグウェアについても、アンケート結果とフレッシャーズの意見は近いみたい。




2014年3月ワコール調べn=293名

C子「レッグウェアについては、ストッキングが破れることがあるのが悩み。就職活動中も、何度かコンビニで買いました」
B子「焦って買って、色や厚みで失敗してしまったことも......」
A子「就職活動中は真冬でもベージュのストッキングを履くようにしていましたが、社会人になってからもタイツはNGなのかということも知りたいです」


笹川「ストッキングが破れるのはよくあることなので、予備を用意しておくと安心ですよ。バッグに入れて持ち歩いたり、ロッカーの中に置いておいたり。余裕があれば、少し高価でも質のいいものを買うのも1つ。丈夫で長持ちするし機能性も高いので、結果的にはお得かもしれません」



横田「色や厚みは、TPOや着る服に合わせるといいでしょう。最近は黒いタイツでもOKという場面も増えてきてはいますが、やっぱり仕事中はナチュラルストッキングがベスト。どういう価値観の人に会うか分からないので、誰にも不快感を与えないものを身につけるようにするのがエチケットです」
笹川「それから、大人の女性としては仕事以外の場面でも生足には気をつけるべき。人のお宅やお店の座敷に上がる時には、マナー違反になってしまいます。休日に派手な網タイツなどを履くのも、偶然仕事関係の方に会う可能性もあることを考えると避けたほうが賢明。普段の生活の中でも、社会人としての自覚を持つようにしてくださいね」


A子「はい。私服の時は生足でいることが多かったけれど、靴を脱ぐ場面ではソックスを
履くなど気を配るようにしようと思います」
B子「私は、ストッキングはなるべく安いものを選んでいたんですが、今後は質のいいものを大切に履いていきたいですね」
C子「これからの社会人生活に向けて、ストッキングもしっかり準備しておきます!」



●姿勢や行動で気をつけるべき点は?


B子「アイテム以外のマナーについても、知りたいことがいっぱい。失礼なことや間違ったことをしてしまったらどうしようと、緊張してしまいます」
A子「学生時代とはまったく違う生活なので、やっていけるか不安ですね」
C子「新社会人として、他に注意するべきことって何ですか?」


横田「最近の若い方を見ていて気になるのが、姿勢が悪いこと。やる気があってもないように見えてしまうので、もったいないなと思います。足もとに関して言うなら、立っている時も座っている時もひざがしらを合わせることが大事。そうすると、内またもお尻もキュッと締まって、姿勢もスタイルもよくなりますよ。歩く時は、おへそと背中の中心を重心にして、腰を前に出す感覚で。いつでも人に見られていることを意識している方には、『吸収しよう』という意欲が感じられる。そんな風に"上司や先輩が教えたくなる存在"を目指してほしいですね」



笹川「姿勢がよくなると、声も大きくなって行動もはつらつとして見えるもの。自信がない人は、腹筋と背筋を鍛えましょう。信号を待っている時につま先立ちになる、電車の中でつり革につかまらずに立つ、など、通勤中にもちょっとした工夫でエクササイズできますよ。仕事をする上で分からないことは、素直に周りに聞くことで学んでいけるので、心配しなくても大丈夫。まずは、今日紹介した足もとのマナーを守るように心がけてみて。"人は見た目が9割"と言うくらいだし、中でも足もとは人の印象を左右する部分ですから、大きな効果があると思います」


3人「とても勉強になりました。今日はありがとうございました!」



新社会人のみなさんだけでなく、ベテランのみなさんも、背すじが伸びたんじゃないかしら?
足もとのマナーを見直して、4月からの新生活をフレッシュな気持ちで過ごしましょ♪





取材協力:(左)株式会社イマジンプラス 代表取締役社長 笹川祐子さん、
(右)株式会社イマジンネクスト 教育研修担当部長 横田ますみさん