寒い季節の肌トラブルといえば、乾燥。足と脚のカサつきに困っている人も多いのでは?まずは、みんなの状態や対策について、アンケートで調査しました。
その結果、実に97%もの人が「足と脚の乾燥が気になる」と回答! 悩みのパーツは、1位が「かかと」、2位が「ひざから足首まで」、3位が「ひざ」。普段のケアとしては、「クリーム、ローション、オイルなどの保湿剤を塗る」という人がダントツで多いことが判明。
2013年12月ワコール調べ n=1810名
実体験を聞いてみたところ、「かかとがおもちのようにひび割れて痛い」「かかとがガサガサですぐ伝線してしまうので、ストッキングが履けません」「全体的に乾燥がひどく白く粉が吹いたようになっているのですが、特にすねの部分はヘビの鱗のようです」「すねがかゆくてかきすぎてしまい、血が出てしばらく傷が治らなかった」などのエピソードが続出。
こうした悩みを解消して、女子の憧れである潤いのある足と脚を手に入れたい! というわけで、美肌のプロ、ハウス オブ ローゼの方々に効果的な方法を教えていただきました。
「足や脚の肌は、水分量や皮脂量が少なく乾燥しがち。中でもかかとは、皮脂腺がないので特にカサつきやすく、常に地面に接してからだを支えているので角質が厚くなりやすいパーツ。保湿剤を塗る前に、それを浸透させやすくするため、余分な角質を落とす専用ケアを行うのがおすすめです。硬くなっている人は、毎日でもOK。続けているうちに柔らかくなってきたら頻度を下げるなど、状態に合わせて行いましょう」
かかとケアプロセス
【準備するもの】かかと用スクラブペーストと足用クリーム。
①かかとにスクラブをつける。入浴直後など、肌が柔らかくなった状態で行うのが理想的。(*撮影用に手で試用しています)
②かかとを中心に、趾(あしゆび)のつけ根など、硬い部分を入念にマッサージ。
③趾(あしゆび)の間にも伸ばすことで、硬くなった角質を落とすだけでなく、殺菌や消臭効果も。
④お湯で洗い流し、水分を拭き取ったら、すぐにクリームを塗る。さらに絹などの靴下を履くと浸透率がアップ。
そしてもう1つ、ぜひ取り入れたいのが、入浴ケア!「乾燥対策は、入浴後にするイメージがあるかもしれませんが、実は入浴中から始めるとより効果的。保湿力のある入浴剤を使えば、ただそのお湯に浸かるだけで、全身にパックをするように成分が行き渡ることに。バスタイムは、潤いをチャージする絶好のチャンスです!」
入浴ケアプロセス
【準備するもの】独自成分・セラミドバター配合のインバス・アウトバスアイテム。
①浴槽にバスエッセンスを入れ、よく混ぜる。お湯は、40度前後が適温。熱すぎると潤いが奪われるので要注意。
②①のお湯に浸かり、乾燥が気になる部分をなでさする。からだを洗う場合は、この後がベストタイミング。保湿力のあるボディソープを天然素材の布などで泡立てて、優しく洗って。決してゴシゴシこすらないこと。最後にもう一度浴槽に浸かり、シャワーで洗い流したりせず、そのまま上がる。(*撮影用に手で試用しています)
③水分を拭き取ったら、すぐにボディクリームやミルクを塗ることが大事! バスエッセンスでパックをした肌を、保湿剤でバリアするイメージで。ちなみに、朝に塗ると、乾燥だけでなく衣類の擦れによるダメージを予防する効果も。
「乾燥対策には様々な方法があります。何から何までフルコースで行わなくても大丈夫。自分の悩みやライフスタイルに合わせた無理のないケアを、長く続けてみてください」
今回、いろいろな保湿アイテムを試させていただいた右手は、なめらかもっちり肌になりました♡
実際に足&脚のケアに取り入れれば、気になる部分もしっとり潤って、女子力が上がること間違いなし!
取材協力:(左)ハウス オブ ローゼ 教育部・戸田雅子さん、(右)マーケティング本部・酒井美季さん