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2013.08.23ケア

雨は革にとって大きなダメージに……。
帰宅直後のスピーディーな対応がカギ!

お気に入りのパンプスを履いてきたのに、突然雨が降ってきちゃった......。そんな経験、
きっと誰にでもあるはず。とっても焦ってしまうこんな時、どう対処すればいい? 早速、シューフィッターさんに聞いてみましょ!
「雨に濡れると、革製のパンプスは非常にダメージを受けます。そのまま放っておくと、型崩れやシミ、色落ちにもつながりかねません。もし濡れてしまったら、帰宅後すぐに以下のようにお手入れしましょう。

1:雨や汚れを布でふき取る。

2:型崩れを防ぎ、靴の内部の湿気をとるため、靴の中に白い布か紙を詰める。新聞紙などの印刷物を入れる場合は、インクが落ちる事があるので、古くなった靴下やティッシュペーパーで包むよう工夫を。

3:風通しのいい日陰で乾かす。ひどく濡れてしまった場合は、何度か詰め物を取り替えて。

4:乾いた後は、クリームを塗って、はっ水スプレーをふきかける。

入浴後や洗顔後、そのまま何もしないとお肌がつっぱりますよね。濡れた靴は、お風呂上がりの顔やからだのようなもの。乾いてくると少し革が硬くなってしまうので、たっぷりとクリームを塗ることをおすすめします」
ダメージを受けたらすぐに対処、乾燥してきたらしっかり保湿。革のお手入れ方法は、お肌のお手入れ方法とそっくり。そう考えると、とっても分かりやすいわよね。
余談だけれど、靴や鞄には、世界中で食用として使われた後の動物の革を、各国が輸入して利用しているんですって。美味しい料理とおしゃれなファッションアイテムには、こんな意外な繋がりもあるのね。今回も、役立つ情報をキャッチできたんじゃないかしら!?

監修:FHA(足と靴と健康協議会)認定上級シューフィッター 松浦好美

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